鉄道ジャーナル 2025年3月号 (通巻701)
特集:氷雪の旅 思い出の夜汽車
冬に本領 風雪の津軽鉄道
鶴通孝(6〜19)
▽ 津軽五所川原〜津軽中里間20.7km。津軽半島の内陸に延びる津軽鉄道は冬のストーブ列車が風物である。熱気ほとばしる石炭ストーブとスルメを炙る香ばしい匂い。その一部始終を体験しに出かけて存分に浸ってきたが、一方では鉄道自体が瀬戸際に追い込まれている。津軽を全国に発信するストーブ列車は走り続けることができるのだろうか。[写真:久保田敦]
絶景と裏腹の過酷な旅路に春は来るか
寒風吹き付ける五能線 土屋武之(20〜29)
▽ 冬の日本海沿いを旅してきた。東能代を起点に八森・深浦・鰺ケ沢といった港町を結び、五所川原・川部へと至る五能線は、いまやどこのローカル鉄道でも同じ通学の高校生と年配者を運ぶだけとなっている。ただ海岸の風景や白神山地など観光資源に恵まれているのが幸いで、観光列車「リゾートしらかみ」も走る、ある意味特異な路線ともなっている。
[写真:久保田敦]
ストーブ横手やきそば号を体験
冬の秋田を彩るストーブ列車 谷崎竜 [写真:山下大祐]
■氷雪の旅 思い出の夜汽車2012 (2012年4月号から再掲)
海峡を行く“最後の”夜行急行列車
末吉史樹 [写真:久保田敦]
ブルートレインメモリアル
寝台特急日本海 土屋武之 [写真:助川康史]
JR北海道が特急見直し JR西日本は万博対応
2025年3月15日ダイヤ改正
シリーズ 凋落のメインライン 21.
紀勢西線:和歌山市〜新宮 岩成政和 [写真:山井美希]
紀伊半島西部のバス事業盛衰 岩成政和
中央線快速ものがたり
90年余の軌跡[後編] 柴田東吾(98〜113)
▽ 前回は、中央線快速が中央線急行電車として運転を開始してから現在までの大きな流れと、1985年頃までの動向について取りまとめた。今回は1985年から2024年現在までの変化をはじめ、特急「あずさ」などの優等列車や臨時列車の「ホリデー快速おくたま」などにも触れる。
団塊世代にプレゼンする「日本再発見」
歴史の町並みを歩く 第52回 魅惑の山村集落 加賀市東谷 米山淳一
木造駅舎の証言 第105回 原谷駅(静岡県 天竜浜名湖鉄道) 塩野哲也
【Economic & Business Topics】
鉄道とバス、両方の性格もつ富士山「新交通」案の舞台裏 大坂直樹
■プラハ発欧州鉄道通信 2025/03
国際列車が街中に ツヴィッカウ(ドイツ) 橋爪智之
◇RAILWAY TOPICS◇
山井美希の 鉄日和
SL保存場 Vol.55 野辺山 山下大祐
開放的な二階 VS 穴ぐらな一階 梶本愛貴
終着駅から歩く旅 第14回 三ノ輪橋 中西あきこ
2024年12月 運輸界のできごと 小林拓矢
[新橋][漱石と鉄道] 蜂谷あす美
あの日、この一枚 肥沼勇
◆WIDE LENS ◆次号予告/編集後記
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