鉄道ジャーナル 2025年1月号 (通巻699)
特集:北海道の鉄道未来図
立ちはだかる壁の厚みに困惑
札幌が遠のく北海道新幹線
鶴通孝(6〜19)
▽ 札幌延伸工事が進む北海道新幹線の現況については再三取り上げてきたが、行く手に立ちはだかる壁は厚みを増すばかりだ。工期の遅れに加えて函館駅乗り入れ、青函トンネルと物流、並行在来線…。そのいずれもが前例のない難題であり複雑に絡み合う。現状はどうなのか、解決の緒を求め「はやぶさ」で函館に向かった。[写真:久保田敦]
シリーズ 凋落のメインライン 19.
函館本線「山線」 長万部〜小樽 岩成政和(52〜69)
▽ 函館本線のいわゆる「山線」区間が典型的な「凋落のメインライン」であることは言うまでもないのであるが、すでに凋落どころか廃止に向けての行政の動きが極めて迅速な一方、ここに来てバスなどの代替交通手段の実務的な運行条件が厳しい状態であること、一旦繰り上がった新幹線札幌開業時期が再び延伸される情勢にあるなど状況が流動的になっている。とにかく現状を見に行くこととした。[写真:山井美希]
花咲線 旅情の在り処
北辺のローカル線紀行 土屋武之(26〜35)
▽ 地域経済の衰退につれ赤字83線や特定地方交通線といった国鉄の赤字削減策の一環にも巻き込まれて、北海道各地のローカル線の多くが消えていった。ただ本州以南とは大きく違う北辺の鉄路の魅力そのものが消えたわけではない。都会にいてはなかなか味わえない旅情を、列車に乗りながら深く感じられる現存路線として「花咲線」を挙げたい。しかもここ、ただ乗っているだけではもったいない鉄道なのだ。[写真:山井美希]
主要スポットをめぐり外国人にも人気
郷愁と利便性、函館の市電 南謙治 [写真:久保田敦]
酷寒の地で映える
装備から見た北海道向け車両 柴田東吾(36〜51)
▽ JR北海道の車両には特別な仕様でつくられたものが数多く存在する。国鉄時代から全国的に使用された形式でも北海道向けには仕様を変えて投入した事例も多い。これらの北海道向けの車両では酷寒地ゆえに冬季の対策を中心とした装備があり、ここでは実際に導入された主な車両から北海道ならではの装備・仕様に触れる。
中央線快速にグリーン車 実現までの道のり
小林拓矢 [写真:塩塚陽介]
鉄道車両の先頭形状デザイン 南井健治
鉄道150年こぼればなし 第4話
福塩線電化区間の旅 武田元秀 [写真:山下大祐]
木造駅舎の証言 第103回 奈良井駅(長野県 中央本線) 塩野哲也
【Economic & Business Topics】
「忍者」でどこまで集客できるか伊賀鉄道の挑戦 大坂直樹
プラハ発欧州鉄道通信 2025/01
RAILWAY TOPICS 橋爪智之
◇RAILWAY TOPICS◇
北近畿エリアに残る2両編成みどり色の113系
ブリュッセル空港の連絡鉄道 前田好章
山井美希の 鉄日和
思い出の列車 懐かしの名場面【12】(2016年3月号から再掲)
2016.3津軽海峡線から北海道新幹線へ
スーパー白鳥終演間近 鶴通孝/久保田敦
SL保存場 Vol.53 米子 山下大祐
断然窓側 VS 気楽な通路側 梶本愛貴
終着駅から歩く旅 第12回 つくば 中西あきこ
秩父鉄道写真コンテスト(SL部門)入賞発表
2024年10月 運輸界のできごと 小林拓矢
あの日、この一枚 肥沼勇
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