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鉄道ジャーナル 2024年4月号 (通巻690)

特集:新幹線60年目の現実

東海道新幹線の60年 東海道新幹線の60年
 土屋武之(8〜19)

▽ 1964年10月1日の東海道新幹線開業から今年2024年で60年となる。人間なら還暦。この間 高度経済成長期から日本万国博覧会の開催、国鉄の民営化によるJR東海への移管、バブル景気とその崩壊、インターネット時代の到来と、社会はめまぐるしく変化してきた。新幹線のダイヤも車両も時代に合わせ、さまざまな改良・改善が加えられて現在に至っている。その流れを振り返ってみる。 [写真:久保田敦ほか]

試運転が佳境 試乗会も実施
北陸新幹線金沢〜敦賀 まもなく開業

福井名産品の源流を訪ねて 蜂谷あす美[写真:米山真人]

北海道新幹線札幌延伸

北海道新幹線札幌延伸に
千秋の期待と重い現実
 鶴通孝(32〜47)

▽ 北海道新幹線は2030年開業を掲げて新函館北斗〜札幌間の建設工事が続けられている。だが工事の遅れが顕在化するほか並行在来線の処遇を巡ってはさまざまな動きがあり、広域の物流問題も絡んでなかなか今後の方向が見えてこない。残された時間は限られているが、実際にどのような話になっているのか。それぞれ状況を整理してみた。 [写真:山井美希ほか]

西九州新幹線武雄温泉〜新鳥栖間について 佐藤信之

新在直通運転を考える 柴田東吾

新幹線整備理論再構築


新幹線整備理論の再構築を
 岩成政和(64〜75)

▽ 全幹法による整備計画、基本計画が決定してから半世紀。新幹線路線はご覧のとおり「網」どころではない。ところがこの全国新幹線網計画は、成田新幹線1線を除き今も生きており、日本の新幹線計画を拘束している。そして地方の県庁などに行くと、今もこれに基づく新幹線建設促進の組織があり、運動が行われている。本稿ではこれからの新幹線のあり方を考えたいのであるが、まずはこの半世紀前の計画がなぜできたかを考えてみたい。


JR東日本の新幹線電車(3)
E6系・E8系 柴田東吾

営業運転開始から1年、見えてきた可能性と課題
ドイツを走る燃料電池ハイブリッド電車 遠藤俊太郎

GKデザイングループ 人々の共創(前編) 橋本優子


木造駅舎の証言 第94回 伏木駅(富山県 JR氷見線) 塩野哲也

【Economic & Business Topics】
ノーネクタイ社員が主導するJR西日本の「変革」 大坂直樹

プラハ発 欧州鉄道通信 2024/4 RAILWAY TOPICS 橋爪智之


ローカル鉄道対策進行状況とユニバーサルサービス論 楠木行雄


RAILWAY TOPICS

今季25周年を迎える「SL冬の湿原号」運転開始

■近鉄 大幅リニューアルの奈良線一般車を公開 ■地震被害の七尾線とのと鉄道 徐々に再開
■北陸新幹線延伸に伴う青春18きっぷの扱いの変更 ■京阪7000系リニューアル車が登場
■ハピラインとIRが開業ダイヤを発表 快速も運転 ■新たな観光車両「SATONO」は4月6日デビュー

RAILWAY TOPICS express
■「箱根登山鉄道」が消える 小田急グループの組織再編 ■新幹線の車内喫煙ルーム廃止
■敦賀駅で新幹線と在来線特急の乗り換えを検証 ■北海道H100形の地域ラッピング車に新グループ
■野岩鉄道の6050型 和風空間の「やがぴぃカー」に ■つくばエクスプレス 快速停車駅に八潮を追加

車両基地」 JR東日本 2023年12月 在来線車両のうごき


山井美希の 鉄日和

使ってみた鉄道アプリ Chapter-14 ミニドキュメント「東京駅で乗り換え」 阿部信行
終着駅から歩く旅 第3回 久里浜 中西あきこ
SL保存場 Vol.44 塩尻 山下大祐
わたしの読書日記 [日本の鉄道連絡船][オリエント急行の殺人] 蜂谷あす美
2024年1月 運輸界のできごと 小林拓矢
あの日、この一枚 肥沼勇

◆WIDE LENS ◆次号予告/編集後記