鉄道ジャーナル 2023年12月号 (通巻686)
特集:最近一年を顧みる
佐賀・長崎・JRのもつれた鉄道網の行方
西九州新幹線一周年 かもめは飛んだが…
鶴通孝(8〜23)
▽ 2022年9月に開業した西九州新幹線が一周年を迎えた。武雄温泉〜長崎間66kmと新幹線としては最も短く、しかも他の新幹線とは結ばれていない離れ小島の路線。この奇妙な姿は複数の大きな課題を抱えているためだ。新幹線開業に伴い特急が消えて非電化の支線のようになってしまった有明海沿いの長崎本線と合わせて、この1年の姿を見聞した。 [写真:久保田敦]
留萌本線一部廃止後日譚
東急・相鉄直通運転開始から半年
新横浜へ乗り入れた両社はどう変わったか 土屋武之(26〜31)
▽2023年3月18日に開業した東急と相鉄の新横浜線により両社の線路がつながり、相互直通運転が始まってから約半年が経過した。この間、4月に入って年度が変わり、異動や進学などで通勤、通学先が変わった客も多いことだろう。改めて、主に朝ラッシュ時の模様を中心に様子をうかがいに出向いた。鉄道は50年、100年の事業。果たして変化はあったのか… [写真:塩塚陽介]
全線再開を果たした南阿蘇鉄道の堅実な戦略と将来性
鶴通孝 [写真:塩塚陽介]
日田彦山線BRT
ひこぼしラインは鉄道に代われるか 鶴通孝 [写真:久保田敦]
381系がラストスパートをかける
八雲立つ出雲の国の特急列車
土屋武之(44〜51)
▽ 日本国有鉄道の残り香ももはやほとんど感じられなくなったが、その中で今も国鉄型電車を使用する最後の定期特急列車として「やくも」への注目度は高い。すでに2024年春以降の後継車273系投入も公表されているが、まだ40年選手となった381系が全列車に充当されており、岡山と伯耆、出雲の中心都市を結んでいる。観光客の利用も復活してきた現状を見て、これまでの足跡を振り返ってみたい。[写真:松本洋一]
シリーズ 凋落のメインライン 9.
北陸本線(金沢→米原) 岩成政和 [写真:山井美希]
JRの新しい一般形電車 8
JR九州 817系・BEC819系・821系
柴田東吾 (52〜65)
▽ 前回は、JR九州の車両として813系と815系に触れた。今回は続いて817系と821系のほか蓄電池電車のBEC819系にも触れる。JR九州では815系からアルミ製車体を導入し、以後の車両にも引き継がれているが、817系は同時期の813系の改良点も並行して導入している。817系を基に蓄電池電車としての機能を追加した車両がBEC819系で、817系に次ぐ次世代の車両として作られたのが821系だ。 [写真:塩塚陽介]
木造駅舎の証言 第90回 西魚津駅(富山県 富山地方鉄道) 塩野哲也
【Economic & Business Topics】
リニア静岡問題、解決の糸口はあるか 大坂直樹
プラハ発 欧州鉄道通信 2023/12 フランクフルト・アン・デア・オーダー 橋爪智之
「第1回全国森林鉄道サミットin高知」に寄せて
日本の森林鉄道 岩成政和
令和6年度政府予算概算要求を読んで 佐藤信之
◇RAILWAY TOPICS◇
思い出の列車 懐かしの名場面 2(2009年5月号から再掲)
がんばる381 ゆったりやくもの山越え紀行
月刊阪急 伊原薫 | 月刊京急 齊藤大起
山井美希の 鉄日和
使ってみた鉄道アプリ Chapter-10 こみなとてつどう 阿部信行
SL保存場 Vol.40 宇和島 山下大祐
[団体旅行の文化史][列車トイレの世界] 蜂谷あす美
2023年9月 運輸界のできごと 小林拓矢
あの日、この一枚 肥沼勇
◆WIDE LENS ◆次号予告/編集後記
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