鉄道ジャーナル 2022年1月号 (通巻663)
特集:京阪神をめぐる
今津線100年で改めて知る沿線価値
阪急ブランドの在り処
土屋武之/(写真)久保田敦(8〜19)
▽ 箕面有馬電気軌道が宝塚線・箕面線と並んで軌道敷設特許を取得したのが西宝線。現在の阪急今津線だ。宝塚〜西宮北口間の開業は1921年9月2日で、ちょうど100周年を迎えた。大都市間路線でもなく淡々と日々の輸送をこなしてきた鉄道で華やかさとは縁がないようにも思える。だが、阪急と地元が一世紀にわたって培い、育ててきた沿線文化には奥深いものがあるはずだ。
大幅減便ダイヤ変更に踏み切った京阪線のこれから
京阪電車 改革の着地点
鶴通孝/(写真)山井美希(38〜49)
▽ 世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス感染症で鉄道各社は厳しい状況に立たされた。その対応として京阪電気鉄道は大都市通勤鉄道としてはかなり衝撃的な減便を主とするダイヤ変更に踏み切り、9月25日に実施した。その内容と、実はコロナ禍だけではない改革の背景を聞くとともに、「アフターコロナ」「ウィズコロナ」に向けた取り組みにも目を向けた。
目が離せない三つの軽電車
京都の秋を彩る 鶴通孝/(写真)田中秀樹(28〜37)
▽ 京都は日本で初めて路面電車が誕生した街である。その歴史を偲ぶように 現在も一部に併用軌道を使用するような小振りな電車の路線が存在している。叡電・嵐電と京阪大津線の三つの路線を訪ね歩き小気味よい魅力を味わうとともに各線の近況を聞いた。
天空の聖地が連なる生駒山地を散策
西信貴・生駒ケーブル探訪 南謙治
京阪神エリアの国鉄型電車2022
電鉄車両動向2022(12)南海電気鉄道 柴田東吾
コロナ禍の中、鉄道の換気と空調を考える 冷泉彰彦
ダムと鉄道(第1話)八ッ場ダムと吾妻線(3) 武田元秀
東欧鉄道紀行(第27回)バルト三国のトラム 塩塚陽介
公文書でたどる鉄道裏史(16)
武州鉄道疑獄事件「発覚後」の薄い本 草町義和
150年を前に、一から学ぶ日本の鉄道黎明期 創業来100年概史 [第10回] 芝川三郎
戦後の混乱と日本国有鉄道の発足(前)
木造駅舎の証言 第67回 下曽我駅(神奈川県 JR御殿場線) 塩野哲也
されど鉄道文字 PLUS 第二章 ✿ 15)待合室 /中西あきこ
【Transport REVIEW】運輸業界の出来事 202201)
京王線刺傷事件の教訓を考える 枝久保達也
【Economic & Business Topics】
三菱電機の鉄道車両機器「検査不正」の全真相 大坂直樹
プラハ発 欧州鉄道通信 2022/01 RAILWAY TOPICS 橋爪智之
団塊世代にプレゼンする「日本再発見」
歴史の町並みを歩く 第34回 品格溢れる飛騨の都 古川の町並み 米山淳一
◇RAILWAY TOPICS◇
■SL大樹に新たに12系客車 展望デッキやボックス席にテーブルも
■「SL冬の湿原号」の14系客車がリニューアル
■波動輸送用のE257系5500代が営業開始
■新京成8000形が11月1日限りで引退
■JR西日本が地上検査を削減する総合検測車を新製
■キハ07と国鉄初の乗合自動車が重要文化財に
■東武がスペーシア後継のN100系導入を発表
■JR北海道 新型除雪車両キヤ291形を導入
■JR貨物が九州向けにEF510形300代を新造
■京葉線新駅名は地域名を採用し「幕張豊砂」に決定
RAILWAY TOPICS express
「車両基地」 JR東日本 2021年9月 在来線車両のうごき
総武快速線・横須賀線 通勤路線と観光路線の二面性を分析 阿部倉優人
月刊阪急 伊原薫 | 月刊京急 齊藤大起
山井美希の 鉄日和
秩父鉄道写真コンテスト(SL部門)入賞発表いまさら訊けない… Chapter-31 ホワイトバランスと色温度 阿部信行
SL保存場 Vol.17 横手 山下大祐
[筑豊の近代化遺産][私の鉄道人生“半世紀”] 蜂谷あす美
2021年10月 運輸界のできごと 小林拓矢
◆WIDE LENS ◆次号予告/編集後記
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