鉄道ジャーナル 2021年10月号 (通巻660)
特集:九州の気がかり
西九州新幹線 来秋開業へ
鶴通孝/(写真)久保田敦(9〜19)
▽ 西九州新幹線長崎・武雄温泉間が2022年秋に開業、N700Sをベースにした新幹線「かもめ」がデビューする。しかし整備計画の残り区間や並行在来線に関しては今も先が見通せない状況だ。鉄道開業以来深く関係してきた西九州のトライアングルを一周しつつ今何が問題なのか見て回った。
JR福岡都市圏輸送2021
鶴通孝/(写真)久保田敦(20〜29)
▽ JR九州の列車ダイヤが大きく変化している。新型コロナウイルス感染症の影響は全国共通だが、それ以前の2018年3月のダイヤ改正から福岡都市圏を含めた列車本数の削減が続き「聖域なき減便」と言われた。成長を続けたダイヤがどのように変わったのか福岡と北九州界隈を中心に見た。
最後の線路切り替えも間近の折尾駅
活路をどこに求めるのか
異色の大手私鉄 西日本鉄道の模索
土屋武之/(写真)山井美希(32〜43)
▽ 三大都市圏以外にある唯一の大手私鉄というだけですでに異色だが、西日本鉄道(西鉄)には、他の地域の会社にはない特徴が、さまざま見受けられる。昨今の“コロナ禍”はユニークなこの鉄道にも深い影を落とす。福岡市南郊の都市間輸送と通勤輸送を鉄道事業の中核としてきた西鉄は、どのような未来像が描けるだろうか。
福岡都市圏の西鉄バスネットワーク 鈴木文彦
構造改革が続く JR九州 佐藤信之
Suicaが一変させた駅の光景と将来展望 冷泉彰彦
150年を前に、一から学ぶ日本の鉄道黎明期
創業来100年概史 [第7回] 芝川三郎
戦前鉄道全盛期の私鉄(下)/戦前黄金期から戦時体制へ(上)
私鉄電車の型式番号に思うこと 柴田東吾
東欧鉄道紀行(第24回)共産圏の旧型国電ER2 塩塚陽介
私鉄沿線めぐり(2)
自転車とともに西武多摩川線に乗る 草町義和
木造駅舎の証言 第64回 野田城駅(愛知県 JR飯田線)/塩野哲也
されど鉄道文字 PLUS 第二章 ✿ 13)ひらがなの「のりば」 /中西あきこ
【Transport REVIEW】運輸業界の出来事 202110)
案内放送はうるさい? 枝久保達也
【Economic & Business Topics】
いすみ鉄道からトキ鉄に転じた鳥塚社長の現在 大坂直樹
プラハ発 欧州鉄道通信 橋爪智之
2021/10 RAILWAY TOPICS
◇RAILWAY TOPICS◇
JR東日本の機関車に代わる新鋭事業用車両
■小湊鐵道のキハ40形が定期運用を開始
■JR西日本がダイヤを見直し 昼間中心に大幅削減
■秩父鉄道のEL五重連が五輪聖火をリレー
■JR西日本のDEC700形が性能確認試験を開始
■西九州新幹線「かもめ」のデザイン決定
RAILWAY TOPICS express
「車両基地」 JR東日本 2021年6月 在来線車両のうごき
月刊阪急 伊原薫 | 月刊京急 齊藤大起
消えた地方私鉄 晩年の日々 寺田裕一
廃止になったローカル私鉄たち【平成時代編】 第14回:島原鉄道島原外港〜加津佐
鉄日和 山井美希
いまさら訊けない…
SL保存場 Vol.14 利府 山下大祐
[鉄道と街道の深い関係 東京周辺][SL機関士の太平洋戦争] 蜂谷あす美
2021年7月 運輸界のできごと 小林拓矢
◆WIDE LENS ◆タブレット ◆次号予告/編集後記
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