鉄道ジャーナル 2021年6月号 (通巻656)
特集:新幹線を待つ北陸
2024年春を待望する北陸新幹線
金沢・福井・敦賀の現在とその先
一年遅れの波紋 鶴通孝/(写真)久保田敦(9〜21)
▽ 2015年に金沢まで開業した北陸新幹線は現在、福井県の敦賀まで工事が進められている。しかし昨年11月に工事の遅れが公表され、2023年春の開業が2024年春に引き延ばされた。工事の進捗の度合はいかばかりか敦賀駅を中心に見るとともに、並行在来線を引き受ける福井県には準備段階の現状を聞いた。(誌面画像はイメージ)
米原—金沢—直江津 途切れた幹線鉄道のいま
北陸本線各駅停車
武田元秀 (写真)山井美希/仲井裕一(22〜35)
▽ 北陸本線は2015年の北陸新幹線金沢延伸開業により並行在来線にあたる金沢〜直江津間が第三セクター化、現在は米原〜金沢間176.6kmに短縮された。JR西日本・IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道・えちごトキめき鉄道、4社の普通列車を3日がかりで乗り継ぎ、米原〜直江津間353.9km— かつての北陸本線全線の“いま”を訪ねた。
ワンマン新型電車とICOCAで先取り
新スタイルの七尾線
土屋武之/(写真)久保田敦(36〜43)
▽ 能登半島を走る七尾線では3月13日のダイヤ改正を機に国鉄型の413系・415系800代が引退。特急以外の全列車が521系100代の運用となり通勤通学輸送に活躍を始めた。同時に車載型IC改札機も使用を開始、ICOCA利用可能エリアとなった。一方では出札窓口の閉鎖も行われ、労働力人口の減少も睨んだ省力化が進んでいる。近い将来のローカル線の営業モデルとなるのでは?との思いから、北陸へ足を向けた。
恐竜路線の氷河と萌芽 えちぜん鉄道を訪ねて 蜂谷あす美/(写真)山井美希
高岡と福井の取り組み 北陸新幹線開業と都市交通体系の再構築 清水省吾
中心市街地交通の行方を見守る 金沢の郊外電車 北陸鉄道 森口将之
電鉄車両動向2021(09)京阪電気鉄道 柴田東吾/(写真)杉山慧
150年を前に、一から学ぶ日本の鉄道黎明期
創業来100年概史 [第3回] 芝川三郎
(1)軌道系交通のはじまり、(2)鉄道国有の成立、(3)大陸とのつながり
JR四国をめぐる近年の議論について 佐藤信之
一設計技術者の回想
国鉄後期からJR移行前後の気動車用エンジンの歩み 岩渕文雄
東欧鉄道紀行 塩塚陽介
(第21回) トラムが走る町 ポーランド総集編
木造駅舎の証言 第60回 鷹巣駅(秋田県 秋田内陸線)/塩野哲也
されど鉄道文字 PLUS 第二章 ✿ 10)ここでは左側通行 /中西あきこ
【Transport REVIEW】運輸業界の出来事 202106)
絶え間なく続く新幹線の地震対策 枝久保達也
【Economic & Business Topics】
コロナ禍が鉄道会社に迫る経営変革の動き 大坂直樹
プラハ発 欧州鉄道通信 2021/6 RAILWAY TOPICS /橋爪智之
公文書でたどる鉄道裏史(14)
羽田空港 「戦前」と「最新」の鉄道計画 草町義和
◇RAILWAY TOPICS◇
■ 小田急初の常設展示施設 ロマンスカーミュージアム開業
■JR貨物DD51形の定期運用を終了
■上田電鉄千曲川橋梁復旧で全線運転を再開
■キハ261系「ラベンダー編成」が登場5月営業開始
RAILWAY TOPICS express
「車両基地」JR東日本 2021年2月 在来線車両のうごき
月刊阪急 伊原薫 | 月刊京急 齊藤大起
消えた地方私鉄 晩年の日々 寺田裕一
廃止になったローカル私鉄たち【平成時代編】 第12回:くりはら田園鉄道
山井美希の 鉄日和
いまさら訊けない…
SL保存場 Vol.10 東かがわ 山下大祐
[台湾“駅弁&駅麺”食べつくし紀行][地図で読む松本清張] 蜂谷あす美
2021年3月 運輸界のできごと 小林拓矢
◆WIDE LENS ◆タブレット ◆次号予告/編集後記
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