鉄道ジャーナル 2021年5月号 (通巻655)
特集:昭和の電車・機関車
昭和の伝説
(9〜23)
▽ これらの機関車は、1960年代の国鉄幹線輸送を支えてきた実力派ぞろいであるが、国鉄設計らしい実用本位の仕様が半世紀を経た今もファンに愛されている。その長かった旅路も終着駅が近づいたいま、現状をまとめておきたい。
昭和・平成・令和と走り続けた
岡山の近郊形にエール
鶴通孝/(写真)久保田敦(24〜33)
▽ 113系・115系電車は国鉄当時に近郊形として誕生した都市圏幹線輸送を代表する形式だった。直流電化区間各地で活躍した彼らも現在は大幅に数を減らしたが、岡山地区ではいまだ山陽本線はじめ輸送の最前線に立つ。黄色の単色化や更新修繕を受けて往時と趣は異なるがバラエティに富んだ姿は興味深い。岡山駅から東西南北に乗り歩いた。
近鉄特急12200系のあゆみ 柴田東吾/(写真)松本洋一
首都圏昭和の名車が活躍
秩父鉄道の多士済々
土屋武之/(写真)山井美希(34〜41)
▽ 秩父鉄道と言えばSL「パレオエクスプレス」や石灰石列車が有名ではあるが、日常の旅客輸送に使われる電車にも興味深い点がある。現在はすべてが他社からの譲渡車。大手私鉄で長大編成を組んでいた系列を2〜3両編成へ短縮するため、ひと工夫ふた工夫を凝らした改造を施している。鉄道車両の譲渡は「ご縁」次第とも言われる。在籍各系列が入線した過程と改造箇所および現状をご紹介しよう。
電鉄車両動向2021(08)近畿日本鉄道 柴田東吾/(写真)杉山慧
150年を前に、一から学ぶ日本の鉄道黎明期
創業来100年概史 [第2回] 芝川三郎
(1)新橋〜横浜間開業まで、(2)東海道線全通まで、(3)私鉄の時代の始まり、(4)明治の鉄道技術
北陸新幹線建設費増加の財源 楠木行雄
時代とともに変わる
通勤電車のインテリアデザイン 柳祐太
東欧鉄道紀行 塩塚陽介
(第20回) ポズナンのトラム
木造駅舎の証言 第59回 東大館駅(秋田県 JR花輪線)/塩野哲也
されど鉄道文字 PLUS 第二章 ✿ 9)出口は黄色 /中西あきこ
【Transport REVIEW】運輸業界の出来事 202105)
戦時下の地下鉄 枝久保達也
【Economic & Business Topics】
コロナ禍でも黒字を維持する東海道新幹線の収益力を解明 大坂直樹
プラハ発 欧州鉄道通信 2021/5 西欧・中欧・東欧の違い /橋爪智之
公文書でたどる鉄道裏史(13)
苦難の道を歩んだ京成の成田空港駅 草町義和
団塊世代にプレゼンする「日本再発見」
歴史の町並みを歩く 第30回 べにばなで栄えた村田の町並み 米山淳一
◇RAILWAY TOPICS◇
■
■キハ261系「ラベンダー編成」が登場
■福島県沖地震で東北新幹線被災 開通後は臨時ダイヤ
■「SL冬の湿原号」全検を通し今後も運転継続へ
■久大本線3月1日全線再開 「ゆふいんの森」で出発式
RAILWAY TOPICS express
「車両基地」JR東日本 2021年1月 在来線車両のうごき
月刊阪急 伊原薫 | 月刊京急 齊藤大起
BUS CORNER 鈴木文彦
本誌の気動車関連記事に関する訂正と補遺
山井美希の 鉄日和
いまさら訊けない…
SL保存場 Vol.09 飛鳥山 山下大祐
[夢の山岳鉄道][ダムと鉄道] 蜂谷あす美
2021年2月 運輸界のできごと 小林拓矢
あの日、この一枚 肥沼勇
◆WIDE LENS ◆次号予告/編集後記
ご注意 このWeb上の情報・テキスト・画像等の複製・転載・再配布等の行為はお断りします。