鉄道ジャーナル 2019年1月号 (通巻627)
特集:新幹線のこの先
新幹線電車 5000
建設工事は進捗も FGT断念で完成図は見えず
九州新幹線西九州ルートの苦悩
鶴通孝/久保田敦(46〜58)
▽ 2022年度開業をめざし佐賀県・長崎県の武雄温泉〜長崎間で建設が進められている九州新幹線西九州ルート。完成したトンネルや橋梁高架橋が見られるようになり軌道工事もスタートした。しかし当初導入予定だったフリーゲージトレイン(FGT)開発が頓挫したことで博多方面からの途中区間が白紙に戻ってしまった。暫定の乗り換え方式が十数年も続くことになる長崎への動脈は大きな苦悩を抱えた。
北陸対関西・中京輸送はどうなる?
北陸新幹線「敦賀開業」後を占う
土屋武之/杉山慧(38〜45)
▽ 2015年3月の北陸新幹線長野〜金沢間開業もまだ記憶に新しいところだが、金沢〜敦賀間の延伸開業も2022年度末頃予定と、いつの間にかあと4年あまりに迫ってきた。福井駅をはじめ出来上がりつつある構造物も目立つようになっている。一方で敦賀〜大阪間は小浜経由ルートに確定したものの、当面の間、北陸と関西・中京地区の間の運転系統は敦賀で分断されることになる。問題点をはらみつつ進捗する工事を見て、その将来像へ思いを巡らせた。
JR東日本の次世代新幹線に向けた試験車両 2019年5月落成予定
E956形ALFA−X 松沼猛
8両編成としたN700Sを公開 杉山慧
「のぞみ」が停車しない東海道新幹線11駅と
南びわ湖新駅跡地の現在
「のぞみ」なき駅のいまを巡る 岩成政和(60〜75)
▽ 今や圧倒的な「のぞみ」時代。東海道新幹線駅のうちの三分の2は「のぞみ」の停まらない駅なのであるが、東京と名古屋・大阪の間を行き来する圧倒的な量の「のぞみ」利用者にとっては、それらは車窓を一瞬のうちに通り過ぎるキロポストのようなものかもしれない。しかし、通過点も駅である以上、それぞれ個性も特徴もあり、そして車窓を流れるホームにいる人々、そう利用客がいるはずだ。全部乗降して見比べてみよう。
◆鉄道技術を読み解く
指令所と現場 新幹線システムの全体像
冷泉彰彦(76〜83)
現代の交通問題を考える
国の予算 道路財源と整備新幹線 佐藤信之
JR車両詳説
JR東日本 E1系・E4系新幹線電車 松沼猛
✿連載 ミルクを飲みに行きませんか 蜂谷あす美
知られざるご当地牛乳の滋味と味わい 第9回:九州の山懐編(あこがれのジャージー牛乳)
東欧鉄道紀行 塩塚陽介
第2回 点描−バルト三国の鉄道:ラトビア編
木造駅舎の証言 塩野哲也
第31回 御来屋駅(鳥取県 山陰本線)
されど鉄道文字 PLUS 中西あきこ
✿32.鶴見線、文字めぐり
【Culture & Japan Rail】これもまた鉄道
観光列車はどこへ行く 鍋倉紀子
【Economic & Business Topics】
鉄道業界の今後を占う2018年のイノトランス 大坂直樹
鉄道車両技術のア・ラ・カルト 近藤圭一郎
41)車両性能と主回路機器(その3)
プラハ発 欧州鉄道通信 橋爪智之
2019/01 面白い顔(欧州大陸編)
NEWS CLOSE-UP 西武鉄道新型特急車両発表会見
Laview 2019年春デビュー 中西あきこ
◇RAILWAY TOPICS◇
中央東線特急に着席サービスを導入
■E6系が山形新幹線に試運転で初入線 ■東急大井町線6020系に「Q SEAT」車両登場
■羽越本線に新潟・庄内DCで新観光列車「海里」 ■山陽電鉄5000系にリニューアル車が登場
■「地球探索鉄道花咲線」ラッピング車登場 ■札幌市電1100形「シリウス」 10月に運行開始
■京急が高架上での地震を想定した復旧訓練 ■新快速に有料座席サービスまずは1日4本から
■7月豪雨いらい山陽本線が99日ぶりの全通 ■日田彦山線の豪雨被災区間は鉄道で復旧
■鉄道の日「日本鉄道賞」今年は阿里山も表彰
JR東日本「車両基地」2018年9月の動き
月刊阪急 伊原薫
団塊世代にプレゼンする「日本再発見」 歴史の町並みを歩く 米山淳一
第16回 善光寺街道 稲荷山の町並み
実録えちてつ物語 蜂谷あす美
■BUS CORNER バス交通の最先端をさぐる
神奈川中央交通連節バス第四弾 鈴木文彦
真島満秀 十年目の邂逅
MASHIMA POSITIVE STYLE 写真家真島満秀 線路脇のオフショット Vol.8 真島ゆかり
趣味の鉄道写真 山井美希の鉄日和
少し前の昭和の回想 懐かしの鉄道風景 久保敏
蒸気機関車の時代
Overseas Railway Topics 秋山芳弘
2018年10月 鉄道界の出来事 小林拓矢
◇ecotran通信 一般社団法人交通環境整備ネットワーク
◆新刊紹介 ◆WIDE LENS ◆タブレット ◆次号予告/編集後記
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