鉄道ジャーナル 2017年7月号　（通巻609）

特集：私鉄特急に注目

---

会津鉄道直通と初の野田線乗り入れに注目
東武特急リバティ発進　鶴通孝／目黒義浩（22〜33）

▽　東武鉄道は2017年4月21日に伊勢崎線や日光線を中心とする東武本線系統のダイヤ改正を行い500系リバティを登場させた。100系スペーシア以来26年ぶりの新型特急車であるとともに分割併合の機能を備え　これまで浅草〜日光・鬼怒川方面に運転していた快速・区間快速の役割を引き継ぐ。東武の試みが詰まった新しい列車に乗って南会津へと向かった。

私鉄有料特急の70年　岩成政和（48〜61）

▽　私鉄において運賃以外の料金を恒常的に収受する特急列車の元祖が1947年10月の近鉄特急であるとすると、今年はそれから70年となる。国鉄〜JRの特急に対し、私鉄の有料特急はその運転距離やサービス内容において独自の発展をしてきた。ここでは私鉄有料特急の過去から未来を語ってみよう。

シリーズ★鉄道技術を読み解く
空港アクセス鉄道
 その「過去・現在・将来」　冷泉彰彦（62〜73）

▽　成田空港における「空港アクセス」の紆余曲折、そしてこの時期に加速していった航空需要は、空港アクセス鉄道の必要性を社会に認識させた。その結果として、1990年代を通じて全国で空港アクセス鉄道が拡大していったのである。

---

JR車両詳説
JR貨物 EF510　松沼猛

TWILIGHT EXPRESS 瑞風（87系）
の新製について　鍋谷武司

天神大牟田線の新しい通勤形車両
西日本鉄道9000形　石橋正史

---

◆新連載
（1）経年変化を手作業で再現する
机上で見返す鉄道世界　佐々木龍

▽　技術の進歩やとりまく環境の変化に応じて常に変化を遂げる鉄道車両や鉄道施設。特に長年活躍している車両は、それに応じて大小さまざまな改良が施され現在に至る。やはり、そういった変化はファン心をくすぐられるもので、こういった変化を模型で再現し、それらの違いに迫っていきたいと思う。

◇RAILWAY TOPICS◇
「TRAIN SUITE四季島」が営業開始

---

■国鉄電気機関車の系譜 31
EF66形式

◆歴史的橋梁を訪ねて 99
鹿児島本線高瀬川橋梁　塚本雅啓／山井美希

◆幻の鉄路をたどる（17） 命脈絶たれた「延伸」と復活目指す「連絡」
阪急電鉄千里線・新大阪連絡線　草町義和

ヨーロッパの街角　ターミナルにたたずむ
チューリヒ、スイス連邦　塩塚陽介

■RJGALLERY
山陰を行く「黒い瑞風」 運転開始に期待高まった季節　高屋力

■BUS CORNER　バス交通の最先端をさぐる
JRバス「ドリームルリエ」デビュー　鈴木文彦

---

◆連載　木造駅舎の証言　第13回：高野口駅（和歌山県 和歌山線）…塩野哲也
◆連載　されど鉄道文字 PLUS 第16回 三世代の文字 3）刷新の風景 …中西あきこ

版画で綴る我が街小田急線七十駅 50）渋沢 …百瀬晴海
■「好き」がいちばん 趣味の撮影日記　山井美希
少し前の昭和の回想　懐かしの鉄道風景　平井浩司
国鉄時代回想　アプト編

Overseas Railway Topics　秋山芳弘
◇ecotran通信

◆新刊紹介　◆WIDE LENS　◆タブレット　◆次号予告／編集後記

＜＜ページの先頭に戻る