鉄道ジャーナル 2017年3月号　（通巻605）

特集：私鉄東西対抗

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複々線のアングル　久保田敦

待望久しかった複々線・立体交差化が目前
小田急線輸送力増強の歩みと仕上げ
　鶴通孝／久保田敦（16〜26）
▽　小田急電鉄が宿願として進めてきた複々線化工事の完成があと1年少々の2017年度末に迫ってきた。そもそも地下鉄千代田線の計画と一体のものであり半世紀にわたる事業だった。この間の流れと実現に向け粘り強く取り組んできた立体交差化と複々線化の歩みを現在のダイヤから探ることとする。完成後の飛躍に期待を寄せたい。

東西両雄の共通点と相違点
似たもの同士？　京急電鉄 阪神電鉄 乗りくらべ

　土屋武之／村上悠太（34〜45）
▽　ともに明治30年代に創業・開通しインターアーバン（都市間電気鉄道）の草分けでもある。高速・高加減速度運転が売りもので19m級の電車が古くからの街をすり抜けるように走る。京浜急行電鉄（京急）と阪神電気鉄道（阪神）の間には　そんな共通したイメージも思い浮かぶ。気ままに乗り歩いて　同じようなところ　違うところを眺めてみた。

複々線化から83年
京阪電気鉄道の次なる挑戦
　森口誠之／村上悠太（46〜54）
▽　大阪と京都を結ぶ都市間連絡輸送を担う京阪電気鉄道。その象徴とも言えるのが天満橋〜萱島（寝屋川信号所）間12.1kmの複々線区間だ。近年　朝ラッシュ時ですら通過人員は減少を続けている。それでも複々線区間を持つがゆえに混雑時でも優等列車を頻発運転させ　最速100キロで特急を走らせることができる。座席指定の特急車「プレミアムカー」の導入を発表　新たな魅力を生み出そうとする京阪の取り組みを紹介する。

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2016.12.11 世界最長延長57キロの歴史的開業に立ち会う
ゴッタルド・ベーストンネル　佐藤栄介／塩塚陽介


ヨーロッパの街角 アルプスのふところで
 （ゲシェネン、スイス連邦） 塩塚陽介

大阪環状線の新型車両323系電車が営業運転開始

JR 2017年3月ダイヤ改正 ダイジェスト

36年前の総武線快速から始まった
首都圏通勤輸送とグリーン車　鶴通孝／目黒義浩

「テキサス新幹線プロジェクト」 その詳細と着工の見通し　冷泉彰彦

汽車が行く STEAMLOCOMOTIVE 2016
真岡鐵道 SLもおか　山井美希

本誌特選鉄軌道めぐり　豊橋鉄道市内線
「おでんしゃ」は熱気と湯気を乗せて　谷口礼子／目黒義浩