鉄道ジャーナル 2016年2月号 (通巻592)
特集:京阪神三都を結ぶ
古都のたたずまい 国際観光都市の玄関
京都駅 悠久の歴史と現代
鶴通孝/目黒義浩 (11〜25)
▽ 京阪神の個性ゆたかな三都市の中でも世界的に知られた京都。その玄関にあたる京都駅は関西空港に直結し 海外にも開かれている。1997年にオープンした現駅ビルは京都の空を映す巨大建築として人の流れを変えた一方 視線をホームに移すと上家にもかつての鉄道興隆期の面影が漂う。紅葉シーズンとあってか内外の観光客であふれていた。
2016年4月29日オープン
着々と準備が進む京都鉄道博物館
阪急電車は なぜ美しい?
小倉沙耶/久保田敦 (30〜41)
歴史に彩られた関西のミニ路線
その現在・過去・未来
土屋武之/村上悠太 (50〜61) ▽ 先月号の関東編に続いて関西圏に散在するミニ路線の中から6社7線をご紹介する。やはり営業キロ10km程度以下の地味な線区ばかりであるが 個性が際だっている顔ぶれをそろえてみた。今は黙々と限られた地域の輸送を担うだけだが大きな夢を抱いて建設された路線も多く その歴史に思いを馳せる楽しい鉄道めぐりであった。
データイムからラッシュを含む終日運行へ
JR発足後の新快速
関西 東海道本線貨物支線の名場面 塩塚陽介
ステーションシティ5年目にも日々ドラマチックに変化する
大阪駅から 昭和モダンの様式がエキゾチックな
三ノ宮駅・神戸駅へ 鶴通孝/目黒義浩 (66〜76)
▽ 京都駅を丹念に見て歩いた後 大阪から神戸へと向かった。大阪駅は負けず劣らずの活況を呈している。大阪ステーションシティの開幕から4年以上を経た現在も仕上げの変化が続き とくに周辺の整備が進んだ。神戸市内には神戸駅と三ノ宮駅が並立している。ともに駅の実態は中間駅であるが昭和の初めの高架化とあって線路の下の空間は広く柱さえ重厚で 港町神戸のセンスに似つかわしいようでもあった。
東京の片隅で頑張る
大手私鉄のミニ路線探訪 第二幕 杉山直人/目黒義浩
歴史ある街を彩る ドイツ=ミュンヘンのトラム 佐藤栄介/村上悠太
【Economic & Business Topics】
日本はなぜインドネシア高速鉄道を中国に奪われたのか 大坂直樹
【連載】 関西から見える鉄道の未来図 第7回
運賃規制の現状と課題 水谷淳
【連載】 ロンドン発 欧州鉄道通信 2016/02 橋爪智之
【連載】 須田 寬 私の「鉄道人生」 (十九)
JR東日本の次世代通勤電車
E235系量産先行車が営業開始
近鉄特急22000系にリニューアル編成
【連載】
鉄道車両技術のア・ラ・カルト
7)鉄道車両駆動における永久磁石同期電動機
近藤圭一郎
【失われた鉄路の記憶】(24)
日本一の高千穂橋梁にトロッコが走る 高千穂鉄道高千穂線/ 栗原景
【第三セクター地方鉄道のその後】(20)
会津鉄道 鈴木文彦/山井美希
◇RAILWAY TOPICS◇
■地下鉄御堂筋線梅田駅のアーチ天井が四代目に ■「丹後の海」がJR区間に乗り入れ
■常磐線相馬〜浜吉田間の復旧が前倒しに ■JR北海道が削減予定の列車を公表
■男鹿線に新開発の蓄電池電車を導入 ■「雪月花」の運転開始日が決定
■仙台市営地下鉄東西線が開業 ■東急5000系の6扉車を4扉車に差し替え
■ループ化開業への準備が進む札幌市電
■最後の「山スカ」115系C1編成/ 内田嘉男
「車両基地」 2015年10月の動き
本誌特選 鉄軌道めぐり
鹿児島の市電(後編) 谷崎竜
【連載】 多彩な列車が行き交う場所
Train Watching Point 7)東急多摩川・新丸子 編 山井美希
◆RJ GALLERY
がんばれ 養老鉄道 水田たかひろ
◆RJ GALLERY Semboro製糖工場(INDONESIA, Java)
南国に生きる2両の現役ファイアレス 神谷武志
日本の鉄道2015 鉄道車両工業 一般社団法人日本鉄道車輌工業会
国鉄鋼製電車の系譜〔53〕社形(3)
◆連載
ぼくの鉄道百名線(第20回)予土線の巻 芦原伸
されど鉄道文字(第19回)床下の文字 中西あきこ
版画で綴る我が街 小田急線七十駅 狛江 百瀬晴海
鉄道写真は素敵だ “真島満秀の世界展” 第19回:東北本線上野駅 長根広和
少し前の昭和の回想 懐かしの鉄道風景
◇ecotran通信
Overseas Railway Topics …秋山芳弘
◆新刊紹介 ◆WIDE LENS ◆タブレット ◆次号予告/編集後記
〔おことわり〕連載「鉄道領域の状況をめぐる批評と私論 デザインの要諦」は今月休載となります。
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