鉄道ジャーナル 2014年8月号 (通巻574)
特集:寝台特急物語終章
最後のブルートレイン 孤高の北斗星
北斗星で34年前の「富士」に思いを馳せる
草町義和/久保田敦 (18〜35)
▽ 北海道新幹線の部分開業を控え東京と北海道を結ぶ寝台特急「北斗星」の去就が注目されている。「ブルートレイン・ブーム」時代の名残が見られる列車は今や「北斗星」のみ。筆者にとって初めての夜行列車となった34年前の「富士」に思いをはせながら 「北斗星」の開放2段式B寝台で一夜を過ごしてみた。
「北斗星」26年の歴史 柴田東吾/久保田敦
トワイライトエクスプレス ラストスパート 編集部/久保田敦 (11〜17)
これから登場する夢の豪華列車 デザイン発表
■最上級客室は1車両1室の贅沢な広さを提供 JR西日本の豪華寝台列車
■樹木を連想させる有機的なデザインが目を引く JR東日本の列車はシャンパンゴールド
ゴールデンウイークを駆け抜けた
臨時寝台特急あけぼの 土屋武之/助川康史 (46〜55)
▽ 2014年3月15日ダイヤ改正で定期列車としては廃止された寝台特急「あけぼの」が 予定どおり臨時列車としてゴールデンウイークに再登場した。夜行が毎日の運転を取り止め多客臨に格下げされるのはここのところの傾向。とはいえ他の列車の動向を鑑みるにいつまで運転が続くかわからず行く末は決して明るいものではない。「経過措置」「イベントとしての運転?」との思いもよぎった。
栄光の陰で激動の時代に翻弄された半世紀
寝台特急ものがたり 編集部 (56〜78)
▽ 20系ブルートレインの運転開始から56年目の2014年 いよいよ寝台特急は重大な転機に差し掛かっている。国鉄の花形として颯爽と走ったのは20年余りのことで その後は低落傾向が続き最近10年ほどの間に急速に削減へと進んだ。寝台特急の移り変わりを本誌掲載記事を顧みながら綴った。
◆RJ GALLERY
「あけぼの」の残像 伊藤雅樹
横浜線から今夏引退
首都圏205系電車のバラエティー
7月11日、485系「いなほ」消滅
房総半島 いすみ鉄道が提供する
懐かしのキハ28とのミスマッチも楽しい
イタリアン・ランチクルーズ・トレインの至福
村上悠太
食と風景が楽しめる観光列車 北近畿タンゴ鉄道で運行開始
丹後くろまつ号 夏目聖子
◆失われた鉄路の記憶(16)
尾小屋鉄道 今も元気に走る最後の非電化ナロー 栗原景
◆第三セクター地方鉄道のその後 11
長良川鉄道 鈴木文彦/山下大祐
【連載】 日本標準の立ち位置
Japan Rail Confidential 第3回 ガラパゴス的な鉄道技術 辻村功
【連載】 ロンドン発 欧州鉄道通信 2014/08 橋爪智之
ヨーロッパの鉄道●最新事情 欧米諸国の都市交通財源を比べる 板谷和也
【連載】 鉄道は誰のものか 12 異端な挑戦の行方 川辺謙一
【新連載】 須田 寬 私の「鉄道人生」 第1回
◇RAILWAY TOPICS◇
■2020年田町〜品川間に新駅誕生 ■富山駅で北陸新幹線のレール締結式を開催
■東京メトロ千代田線に05系更新車 ■733系増備車を快速「エアポート」に投入
■常磐線広野〜竜田間が運転再開 ■「小坂鉄道レールパーク」がグランドオープン
■福井鉄道「RETRAM」運行開始 ■KTRの運行会社はウィラーアライアンスに ほか
国鉄鋼製電車の系譜〔35〕 80系(1)
東京グッ鉄めぐり 黄色いラインの総武線各駅停車 鈴木伸子 ◆連載
版画で綴る 我が街 小田急線七十駅(登戸) 百瀬晴海
◆新連載
されど鉄道文字 第1回 ゴシック4550前夜 中西あきこ
◆新連載
鉄道写真は素敵だ “真島満秀の世界展” 第1回 小海線青沼駅
「驛」 町のランドマーク駅舎見聞録 (14)東北本線編 紫波中央駅 伊藤丈志/鈴木康史
◆RJ GALLERY ゼロロクのいる風景 〜EF66形0番台は現在(いま) 今泉博之
◆RJ GALLERY 季節を撮る この時期見ておきたい鉄道情景
赤い祭りの夜 万葉線高岡〜末広町 GROUP MEIYO 神谷武志
シリーズ◆世界の鉄道めぐり 152
パリのターミナルめぐり 秋山芳弘
◇少し前の昭和の回想 懐かしの鉄道風景 久保敏
◇鉄道エッセイ 60 1970〜80年代海外訪問記 東欧汽車の旅(2) 齋藤雅男
◇トラムが走る街 ベルン 塩塚陽介
◇ecotran通信
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Overseas Railway Topics 秋山芳弘
◆新刊紹介 ◆WIDE LENS ◆タブレット ◆次号予告/編集後記
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