鉄道ジャーナル 2014年3月号 (通巻569)
特集:車両製造工場を見る
アルミ車両で海外展開も図るトータルシステムインテグレータ
日立製作所笠戸事業所を訪ねる 鶴通孝/久保田敦 (24〜35)
▽ 瀬戸内海に面した山口県下松市にある日立製作所笠戸事業所は新幹線からモノレールまで手掛ける鉄道車両の製造工場。A-trainのコンセプトの下にアルミ車両に特化した技術で地位を固める。日ごろより親しんできた電車の誕生の地を訪ねると 大規模なイギリス展開を前に静かに闘志を燃やしていた。
完成車両を輸送する 鶴通孝/村上悠太
ユーロデュプレックスの製造工場に学ぶ
ALSTOM Le site Alstom de La Rochelle(フランス、アルストム社ラ・ロッシェル工場)
佐藤栄介/塩塚陽介 (40〜57) ▼世界の鉄道車両メーカービッグスリー。その筆頭とも言うべきフランスALSTOM(アルストム)社の工場を訪れた。ALSTOMはフランス国内だけで9工場を有しており足を踏み入れたのは大西洋岸の静かな港町ラ・ロシェルに位置するもの。現在 TGV-Duplexの最新世代「Euroduplex(ユーロデュプレックス)」とトラム「Citadis(シタディス)」を製造し 少し前までイタリアNTV社が一昨年から運行を開始した.italo −TGVの次世代モデルとも言われるAGVの製造も行っていた。ここでは24万平方メートルという広大な敷地内で約1300人もの従業員が昼夜分かたず作業に励み 世界に名高いALSTOMブランドの車両が生み出されていく。その過程をつぶさに観察した。
総合車両製作所が描く未来図 北條敦
永久磁石同期電動機PMSMとは 辻村功
多彩な列車種別を使い分け きめ細かくラッシュに対応
阪急電鉄神戸本線の列車ダイヤ研究 鶴通孝/久保田敦
北陸新幹線用新型車両E7系/W7系新幹線電車の概要
東日本旅客鉄道鞄S道事業本部運輸車両部車両技術センター/西日本旅客鉄道鞄S道本部車両部車両設計室
サンライズ出雲で出雲大社と美保神社の両参りへ 梶本愛貴
出雲大社平成の大遷宮でにぎわう一畑電車 土屋武之/村上悠太
▽ 2013年5月 出雲大社の平成の大遷宮のうち中心行事となる本殿遷座祭が執り行われ パワースポットブームと相まって「今いちばん行きたい観光地」に挙げられているようだ。地域輸送に徹していたかに思えた一畑電車も かつて参拝者輸送で賑わった時代には及ばぬものの再び観光客の利用が伸びている。近く車両の置き換えも予定されている「BATADEN」に明るい将来はあるのだろうか。
走り続けた奥羽の星 久保田敦/助川康史/五嶋健次
【列車追跡】リバイバル 20系ブルートレイン「あけぼの1号」 (1978年8月号別冊)
OLDIES BUT GOODIES! 津軽路に一筋の曙光を流して…
【新シリーズ】幻の鉄路をたどる(1)
阪本線 「萌の朱雀」を走り抜ける専用道バス 草町義和
ロンドン発 欧州鉄道通信 2014/03 橋爪智之
【連載】鉄道は誰のものか 7
外国人から見た東京 川辺謙一
消費税率の引き上げに伴う運賃改定 佐藤信之
導入推進へ向けて駅での実証実験がつぎつぎスタート
次世代型ホーム柵のポイント 南謙治
◇RAILWAY TOPICS◇
■寝台特急牽引仕業から転進 EF510形500代が日本海縦貫線で運用開始
■大宮総合車両センターでC58 239 の復元作業終了 今春から「SL銀河」の運転開始
■横浜シーサイドラインが“プレミアム探検ツアー”を開催
■秋田新幹線E6系でも320km/h運転へ ■西武30000系7次車が営業運転開始
■新津車両製作所をJ-TRECへ承継 ■快速「ムーンライトながら」を185系化
■リニア・鉄道館に700系を搬入・展示開始 ■「大阪環状線改造プロジェクト」スタート ほか
版画で綴る 我が街 小田急線七十駅(梅ヶ丘) 百瀬晴海
「驛」 町のランドマーク駅舎見聞録 (9)山陰本線編 御来屋駅 伊藤丈志/鈴木康史
二子玉川駅ものがたり 東京工業大学鉄道研究部:古澤隆志
BUS CORNER バス交通の最先端をさぐる
拡充する昼行高速バス 鈴木文彦
◇国鉄鋼製電車の系譜〔30〕 63系(6)
◆RJ GALLERY 道産子電車711系 秋葉哲男
◆RJ GALLERY 南国に生きる 〜ジャワの現役蒸機たち〜 神谷武志
シリーズ◆世界の鉄道めぐり 147
スペイン (後)AVで世界遺産の地へ 秋山芳弘
◇鉄道エッセイ 55 1970〜80年代海外訪問記 ポーランド編 齋藤雅男
◇文学の中の鉄道 林芙美子『放浪記』 原口隆行
◇少し前の昭和の回想 懐かしの鉄道風景 久保敏
◇私、フラワー長井線「公募社長」野村浩志と申します。第39回
◇トラムが走る街 ジュネーブ 塩塚陽介
◇ecotran通信
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Overseas Railway Topics 秋山芳弘
◆新刊紹介 ◆WIDE LENS ◆タブレット ◆次号予告/編集後記
※毎号または隔月連載のうち「日本縦断ローカル線」「歴史的橋梁を訪ねて」「東京グッ鉄めぐり」は、
今月に限り休載します。(次号より再開)
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