鉄道ジャーナル 2011年7月号 (通巻537)
特集:大阪駅 大阪ステーションシティ 新たな景観と快速電車
大阪駅新生
大阪ステーションシティ 2011.5.4 感動の始まり RJ取材班/久保田敦 (20〜43)
▽ 壮大とも言える大阪駅大規模開発プロジェクトが完成して5月4日にグランドオープンを迎えた。南北の駅ビル間に広がる線路とホームをもろとも巨大ドーム屋根が覆い 新たな橋上駅舎から全貌を眺めながら自在に行き来ができる。大阪ステーションシティと名づけられたこの場所は屋内なのか屋外なのか。変貌した大阪駅をつぶさに歩き未来を感じた。
大阪ステーションシティに集う
転換式クロスシートの快速電車 土屋武之/久保田敦 (44〜56)
▽ 5月4日の「大阪ステーションシティ」グランドオープンに向けてJR西日本は3月12日のダイヤ改正によりアーバンネットワーク各線の快速列車を列車体系の中核として大幅に増強・再整備し 日中時間帯における大阪への輸送力アップを図った。1980年に運転を開始した117系新快速をルーツとする 大阪駅に発着する転換式クロスシートの快速群は 今改正で1時間あたり20往復を数えるまでになり一つの“ピーク”を迎えた感がある。その新しい姿を2日間に分けて見て回った。
北近畿方面の特急とアーバンネットワーク
3月改正に伴う車両転配
大阪環状線50周年
大阪環状線の成立とその後 佐藤信之
大阪駅発 北近畿ビッグ X ネットワークの次世代標準
特急こうのとり 287系電車と特急はまかぜ 189系気動車 末吉史樹/助川康史 (66〜83)
▽ 京阪神と北近畿方面を結ぶJRの特急網は 近年まで国鉄型車両が支えていた。しかし昨年11月に189系気動車が登場し播但線特急<はまかぜ>の運用に就くと 今年3月のダイヤ改正で287系直流電車がデビュー。<こうのとり>の愛称も新たに誕生し 待望の世代交代に華を添えた。これまでの車両開発により蓄積された技術をフィードバックし 今後の標準モデルとして開発された両新鋭系列 そのフレッシュな素顔に注目した。
地震発生から49日ぶり 当面は臨時ダイヤ
東北新幹線 全線で運転再開
被災・全面運休から 7月運転再開へ
ひたちなか海浜鉄道の奮闘 末吉史樹
鉄道被災の現実 岩手県大槌町内の山田線3駅から 河村和彦
幹線鉄道の不通をカバーしたバス (BUS CORNER)
◇RAILWAY TOPICS◇
近鉄26000系「さくらライナー」をリニューアル 南大阪線・吉野線に初のデラックスカー導入
いすみ鉄道のキハ52 観光急行列車で運転開始
◇小田急電鉄3000形に10両固定編成 ◇奥羽線特急<つがる>にE751系が復帰 ◇黒部峡谷鉄道に新型トロッコ車両が登場 ◇JR本州3社の2011年3月期決算 発表 ◇JR各社ゴールデンウイークの利用状況に明暗
◇東日本大震災の被災と復旧
C61 20 復活
◇地方鉄道レポート 79
JR西日本 吉備線 鈴木文彦
【列車追跡】リバイバル
さんりくの海 どこまでも青く −三陸縦貫鉄道の旅− (1978年3月号)
◇メモワール紀行(24) 陰陽連絡の要 3つの路線が集まるジャンクション
「鉄道の町」の記憶 姫新線・津山線 津山駅界隈 伊藤丈志/鈴木康史
◇新・鉄道百景 旅のゆりかご 中井精也
◇長根広和が撮る 真島満秀「鉄道回廊」いまふたたび 6 松代編
◇RJ GALLERY 孤高のあさま色 加藤和毅
◇歴史的橋梁を訪ねて 53 吾妻線 第二・第三吾妻川橋梁 塚本雅啓/村上悠太
◇私家版 上海地鉄指南 (9) 「大動脈の名のもとに小型車両の大混雑 8号線」 鍋倉紀子
◇私、フラワー長井線「公募社長」野村浩志と申します。 第8回
シリーズ◇世界の鉄道めぐり 115
アゼルバイジャン北線 秋山芳弘
◇鉄道エッセイ 23 電化の進展と交流電化の実用化試験 齋藤雅男
◇文学の中の鉄道 徳富蘆花 『不如帰』 原口隆行
◇少し前の昭和の回想 懐かしの鉄道風景 久保敏
◇私の取材メモ…鉄道の周辺でいま起こっていること: 先の見通しが立たない不安 鈴木文彦
◇法律で鉄道を覗いてみたら 13 小島好己
◇続 本格焼酎ふるさと紀行 おばらけいこ
◇ecotran通信
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Overseas Railway Topics 秋山芳弘
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