鉄道ジャーナル 2010年12月号 (通巻530)
特集:最後の在来幹線 北陸本線
北陸本線を走った特急列車
特急街道 半世紀 久保田敦/編集部
北陸本線を行き交う車両群を預かる
金沢総合車両所を見る RJ取材班 (32〜45)
▽ 北陸本線はJR西日本の中でも特殊な路線と言える。それは敦賀〜梶屋敷間が交流電化区間であり 前後の直流区間との間を運転するために交直流電車や機関車を必要とする点である。この北陸の車両を預かるメインの基地が金沢総合車両所であり 所在地は松任の工場と東金沢の車両基地に二分される。そこで両地を訪れ役割と様子を観察し特徴を聞いた。
国鉄型交直流電車が活躍を続ける
北陸三県のローカル列車 土屋武之/久保田敦 (46〜56)
▽ 北陸地区における世代交代の波は特急形電車や電気機関車のみならず普通列車用の車両にも確実におよびつつある。もともと特急・急行用として設計された電車が格下げ改造によって通勤通学輸送に転用され今なお使用されている線区は もう北陸本線だけとなった。521系の登場により「国鉄型」は遠くない将来の引退も予想される。車両面において・変革期・を迎えた北陸のローカル輸送の様子をリポートする。
健闘続くローカル私鉄の雄 富山地方鉄道 寺田裕一
北陸本線今昔 市振・親不知・能生・筒石…
日本海沿岸の線路改良跡をたどる 伊藤丈志/山本昌史 (62〜67)
12月ダイヤ改正の概要とリゾートトレイン
東北新幹線新青森開業
◆千代田線の新造車両
東京地下鉄16000系 山野井秀明
日本縦断各駅停車
東海道本線大阪→米原 〔中編:山科・大津・膳所〕 鶴通孝/山本昌史 (72〜85)
▽ 大阪から米原へ向けて東海道本線を東進する行程の2回目は京都と滋賀の府県境に近い3駅を訪ねた。ここは今でこそ何を気に留めることなくトンネルを通り過ぎてしまう区間だが 明治の昔を振り返ると大変な難所であったという。その遺構への寄り道は軽電車のミニトリップとともに楽しめる。京都から米原へ向けての東海道本線は「琵琶湖線」の愛称で呼ばれるが 果たして琵琶湖側に出ると山懐と空の広がりを実感できた。
地方鉄道レポート 75
高山本線 猪谷〜富山 鈴木文彦/山本昌史
◇鉄道政策ニュースを読む 平成23年度予算 概算要求 佐藤信之
◇RAILWAY TOPICS◇
E655系の「お召列車」を房総方面へ運転 菊の紋章を付けた特別車両E655−1も連結
阪神電気鉄道に新型「ジェットカー」5550系
◇日車の新幹線車両製造両数が3000両突破 ◇青い森鉄道とIGRがダイヤ改正
◇準急〜特急<草津>50周年で湘南色185系 ◇JR西日本225系は12月1日営業開始
アストラムラインと広電 その後 佐藤信之
【列車追跡】リバイバル
振子特急くろしおの奇跡 (1981年2月号)
◇メモワール紀行(18) 浅間山を仰ぐ高原路線の中枢駅
「鉄道の町」の記憶 小海線中込駅界隈 伊藤丈志/鈴木康史
◇新・鉄道百景 秘境へのみち 岩泉線早期復旧に願いを込めて 長根広和
◇歴史的橋梁を訪ねて 46 東海道本線・飯田線 豊川放水路橋梁 塚本雅啓/村上悠太
◇私家版 上海地鉄指南 (2) 「喧騒と繁栄が渦巻く1号線」 鍋倉紀子
◇新連載 私、フラワー長井線「公募社長」野村浩志と申します。 第1回:事実は小説より奇なり
シリーズ◇世界の鉄道めぐり 108
グルジア (後) 東西線に乗る 秋山芳弘
◇鉄道エッセイ 新幹線の誕生とともに歩んで(3) 齋藤雅男
海岸線に沿って山口県 16 長門市周辺 吉野敦裕
思い出の御殿場線 D52 畑文夫 (鉄道ジャーナル1969年7月号から再掲)
◇鉄道経営者列伝 東急のルーツと五島慶太 9 佐藤信之
◇文学の中の鉄道 獅子文六 『てんやわんや』 原口隆行
◇山崎友也鉄道写真講座 GTYメンバー誌上作品展 (13)
◇車窓に熱中 五十嵐竜一
◇国鉄電気機関車の系譜 19 EF58形式 (1)
◇鉄道・幾春秋 (57) 平野雄司
◇少し前の昭和の回想 懐かしの鉄道風景 久保敏
◇私の取材メモ …鉄道の周辺でいま起こっていること: 高速道路政策が招いたストレス 鈴木文彦
◇法律で鉄道を覗いてみたら 7 小島好己
◇ecotran通信
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Overseas Railway Topics 秋山芳弘
BUS CORNER
◆新刊紹介 ◆WIDE LENS ◆タブレット ◆次号予告/編集後記
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