表紙写真：快走する小田急ロマンスカー （山崎友也）

小田急箱根ロマンスカーの復活　VSEが行く　山崎友也

◆列車追跡シリーズ-548
何度でも乗ってみたい　特急ロマンスカー　わくわくの85分
　鶴通孝／山崎友也

小田急ロマンスカー VSE　50000形特急車両　小田急電鉄（株）運転車両部

鉄道と観光　須田寛

今期は12系レトロ客車をリニューアル　27年目のSLやまぐち号

悩み深まる　北近畿ビッグ X　鶴通孝／沖勝則

碓氷峠に再び響く汽笛　トロッコ列車シェルパくん走る　目黒義浩

乗りものも楽しめる「愛・地球博」　会場アクセス交通を見る　杉浦誠／目黒義浩

◆地方鉄道レポート　14
リゾート輸送の転機に立つ　伊豆急行のあゆみと現状　鈴木文彦／久保田敦
　

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○一般テーマ・連載

◆連載　春の陽気　真島満秀

◆これもまた鉄道　6　駅弁はうまいもの　鍋倉紀子

◆国鉄ダイヤ改正ものがたり　1）　
1968年10月1日　特急大増発で仕掛けた「ヨン・サン・トオ」　五嶋健次

◆鉄道政策ニュースを読む
東京都交通局の過去の財政再建策の推移　佐藤信之

創業80周年から100年へ
時刻表がなくても乗れる福島交通　種村直樹
　

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RAILWAY　TOPICS

　JR九州883系を「青いソニック」にリニューアル

　日立電鉄・のと鉄道能登線が3月31日限りで廃止

　近鉄・大市交が「けいはんな線」乗入れ車両を整備
　

■JR北海道がユニット型DMVを開発　8月完成
■国産低床台車のグリーンムーバーmax発車
■上越線複線復旧で夜行列車4往復も運転再開
■山手線開業120周年記念列車を205系で運転
■常磐線用新型中距離電車E531系が落成
■東武東上線ダイヤ改正　50000系運転開始
■伊豆箱根鉄道駿豆線最後の「赤電」が引退
■名鉄「岐阜600V線」車両が豊橋・福井へ
■関東で女性専用車を一斉導入へ
■仙台空港アクセス車両の概要を発表
■山陽新幹線で0系「ひかり」を記念運転
■大阪駅3・4番線新ホームを使用開始
■ふるさと銀河線を廃止　バス転換へ

◆鉄道・軌道プロジェクトの事例研究　40
名古屋市交通局　名城線と桜通線　佐藤信之

◆連載　電鉄 往年の名車をクローズアップ　15
南海電気鉄道6000系　東京工業大学鉄道研究部

シリーズ◆世界の鉄道めぐり　42
ポーランド横断紀行　秋山芳弘

復活からまもなく10年　中越国際鉄道最新事情　（前）　小牟田哲彦

山東半島の港町を訪ねて　威海→青島→煙台　須田修

Ilha　Formosa　麗しき島―台湾　高速鉄路　建設のあゆみ（50）　齋藤雅男

●特集にあたって●　余暇行動の代表でもある観光旅行は、生活がゆたかになるほど回数も距離も増してきた。これにより観光は、地域さらには日本全体の経済においても重要な地位を占める産業となった。近年は、鉄道を輸送手段としてだけでなく、そのものを観光資源とする創意工夫が活発化し、文化財という視点も加わってきた。限られたレールファンだけでなく、広く一般にも鉄道に興味をもってもらえることは、歓迎されるものである。だが、海外旅行の隆盛の一方で国内旅行の低迷が言われて久しく、さらに嗜好の変化で海水浴やスキーなどの既存の巨大レジャーが急速に衰退、通信費の増大が外出の意志を削ぐような傾向も現われている。また、鉄道にとって高速道路やマイカーの影響は大きいが、観光地としてもクルマを運転しない限り行けない場所は外国人観光客を含めて門戸を狭めるという問題が浮上している。だれもが利用できる鉄道、そして公共交通は観光に重要な位置を占めるが、それを維持してゆくためには、新鮮な魅力を与えて再構築しなければならない時代になった。

編集長：竹島紀元
副編集長：宮原正和
編集部：
三浦衛　鶴通孝　杉浦誠
平賀尉哲
写真部：
沖勝則　目黒義浩
デザイン：
唯野信廣（唯野事務所）