|
= = = = = = = = = = = = = = ○一般テーマ・連載 |
◆地方鉄道レポート 13 JR東海 参宮線 鈴木文彦 = = = = = = = = = = = = = = RAILWAY TOPICS 山手線は 2005年度初にE231系への置換え完了 |
■「AIZUマウントエクスプレス」が鬼怒川へ | |
◆RAILWAY REVIEW 種村直樹 ◆少し前の昭和の回想 懐かしの鉄道風景 久保敏 ◆Overseas Railway Topics 秋山芳弘 | |
◆鉄道・軌道プロジェクトの事例研究 39 シリーズ◆世界の鉄道めぐり 41 バンコクの都市鉄道 秋山芳弘 Ilha Formosa 麗しき島―台湾 高速鉄路 建設のあゆみ(49) 齋藤雅男 |
●特集にあたって● 日本の鉄道貨物輸送を世界と比較すると、かなり特異であると言われる。とくに大陸国では資源輸送を中心に鉄道は貨物が中心であり、旅客輸送は従属的ですらある。一方、日本は周囲を海で囲まれた細長い島国で、このため海運に適しているほか、内陸部は狭く人口が多いため、 物流はこまめな自動車輸送のシェアが非常に高く、鉄道の構造自体も旅客輸送が前提になっている。このような中で、日本の鉄道貨物は、コンテナを主体として前後のトラック輸送と連携する方式で、工業製品が中心の雑貨輸送に活路を見出している。物流全体に占める比重は決して高くないが、現在、地球環境問題に由来して国策としてモーダルシフトが推進されており、厳しい経営環境にあった鉄道貨物輸送に追い風が吹きつつある。しかし、完全に旅客中心型になったシステムの中で貨物輸送を拡大するにはインフラにしろ、その上に成り立つ輸送サービスそのものにしても少なからず弱点も抱えている。鉄道貨物輸送は、一般には注目度が低いだけに、しっかりした位置付けが必要になった。 |
編集長:竹島紀元 |