鉄道ジャーナル 2018年7月号　（通巻621）

特集：県境を越える

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谷川岳を貫いて首都圏と新潟を結ぶ 上越新幹線の今
「国境」をまたぐ新幹線
　鶴通孝／久保田敦（11〜21）

▽　東京〜新潟間約300kmを結ぶ上越新幹線。そのルートは太平洋側と日本海側を壁のように隔てる脊梁山地を大清水トンネルで抜ける。同じく北陸新幹線金沢開業による影響もささやかれるこの特異な新幹線の今を、2階建て「Max」E4系に乗って探った。高架化により新幹線・在来線の同一ホーム乗り換えが実現した新潟駅の様子もレポート。

複線化から半世紀が経った上越線を訪ねて
上越国境めぐり　岩成政和／山井美希（22〜39）

▽　新清水トンネルの開通で上越線が複線化されたのは1967年。1年後の国鉄全国ダイヤ改正で上越線はその全盛期を迎え、群馬・新潟の県境すなわち上越国境には、豪雪の中でも特急「とき」をはじめとする長距離優等旅客列車、そしてEF16を前補機にした重連貨物列車が24時間行きかい、その合間を縫ってスキー客や登山客を運ぶ行楽列車が走っていた。今や複線の上越国境を行く定期旅客列車は普通電車列車5往復だけ、貨物列車も定期設定は3往復。いったい上越線は今どうなっているのか。

普通列車上下3本に半減した日豊本線宗太郎越え
大分、宮崎県境の轍
　塩塚陽介

奈良交通八木新宮線 166.9km 6時間半
外国人にも人気　注目度上昇中の
県境越え最長一般路線バスの旅
　伊原薫／村上悠太

山形県の県境7駅　その静かなる風景
　土屋武之／山下大祐（46〜53）

▽　平野部ではサクラが満開になった頃、山形県の県境に位置する7か所の駅を巡ってみた。もと急行始発駅もあれば信号場や臨時駅から格上げされた駅、図らずも県境駅に「なってしまった」駅など、その表情は多彩だ。しかしいずれも発着する列車は少なく、ほとんどの駅は数えるほどの乗降客しかいない。のどかな風景の裏側には厳しい現実が見え隠れしていた。

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◆シリーズ　鉄道技術を読み解く
新幹線速度向上への
緻密なステップ（東北区間を中心に）

　冷泉彰彦

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◇RAILWAY TOPICS◇
　189系豊田車引退 伝統の国鉄特急色消滅
　JR東日本がオールグリーン車の伊豆特急を新造

熊本震災から2年 南阿蘇鉄道の今とこれから　崎戸秀樹

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真島満秀 十年目の邂逅

MASHIMA POSITIVE STYLE 写真家真島満秀 線路脇のオフショット Vol.2　真島ゆかり

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団塊世代にプレゼンする「日本再発見」 歴史の町並みを歩く　米山淳一
第13回　醤油発祥の地、湯浅の町並み

✿連載 ミルクを飲みに行きませんか　蜂谷あす美
知られざるご当地牛乳の滋味と味わい 第4回：木次線 編—木次乳業

机上で見返す鉄道世界　佐々木龍
（05）日本初登場のオールステンレス電車 東急7000系

◆RJ GALLERY
今も続く臨海線　−コンテナの先にはDE10−　　飯沼仁浩

■BUS CORNER　バス交通の最先端をさぐる
大阪市バス民営化—大阪シティバスへ　鈴木文彦

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◆貨車フリークのための 名古屋式チェック 第6回【名古屋貨物ターミナル–その2】　小倉沙耶
■趣味の鉄道写真　山井美希の鉄日和
少し前の昭和の回想 懐かしの鉄道風景　久保敏
蒸気機関車の時代
2018年4月 鉄道界の出来事　小林拓矢
Overseas Railway Topics　秋山芳弘
◇ecotran通信

◆新刊紹介　◆WIDE LENS　◆タブレット　◆次号予告／編集後記

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