鉄道ジャーナル 2025年5月号 (通巻703)
特集:関西の電車を愉しむ
開幕直前の夢洲駅と大阪の街
地味だった地下鉄が歓声に包まれる瞬間
鶴通孝(6〜17)
▽ 大阪・関西万博2025の開幕が迫るなか、1月には会場アクセスを担う OsakaMetro 中央線の夢洲駅が開業、いまのところは工事など関係者の利用が主であるが、夢洲行きの電車を見て期待が膨らんできている。今後の鉄道アクセスの計画と「走るパビリオン」とも言える未来感覚の新型電車について、あらましを紹介する。[写真:久保田敦]
車両のうごき、ダイヤ改正
関西私鉄の注目トピックス 伊原薫(18〜29)
▽ コロナ禍という未曽有の危機からようやく抜け出しつつある鉄道業界。関西でも、車両面やダイヤ面などにその気配を感じ取ることができる。本稿では、直近のダイヤ改正の内容も紹介しつつ、ここ数年間の各社の話題を振り返る。[写真:松本洋一]
阪急電鉄2000系電車の概要
悠久の物語が息づくJR奈良線・万葉まほろば線
大和は国のまほろば 土屋武之(32〜43)
▽ 古くから都が置かれた大和国は、令和の今では大阪や京都といった大都市に近い通勤通学圏内であり、一方で観光地として内外から多くの来訪者を迎えている。しかしローカル線の面影も残り不思議な雰囲気も醸し出している特徴的な路線でもある。京都・奈良を結ぶJR奈良線と「万葉まほろば線」の愛称を持つ桜井線の様子を見た。[写真:久保田敦]
4月登場の新「まほろば」を公開
かくて500kmの鉄路に 近鉄路線網形成史 岩成政和
特急雷鳥&サンダーバードの60年
柴田東吾(44〜61)
▽ 大阪・名古屋から北陸方面を結ぶ特急列車として東海道新幹線の開業と同時期に新設された特急が大阪発着の「雷鳥」と名古屋発着の「しらさぎ」だった。「雷鳥」は車両の置き換えとともに「サンダーバード」と改めたほか、「しらさぎ」は車両の置き換えとともに米原発着の列車も吸収、両者とも北陸方面を代表する特急列車として成長した。60年の歩みを振り返る。
2027年度末の休止が決まった
弘南鉄道大鰐線とは 寺田裕一
団塊世代にプレゼンする「日本再発見」 歴史の町並みを歩く 第53回
活気あふれる旧山陽道矢掛宿の町並み 米山淳一
シリーズ 凋落のメインライン 23.
筑豊本線:若松〜原田 岩成政和 [写真:山井美希]
木造駅舎の証言 第106回 天竜二俣駅(静岡県 天竜浜名湖鉄道) 塩野哲也
【Economic & Business Topics】
JR九州の船舶事業、撤退までの顛末 大坂直樹
◇RAILWAY TOPICS◇
■嵐電の新たなイメージリーダー モボ1形「KYOTRAM」出発進行
■東北新幹線の次代を担うE10系が2027年に誕生 ■東武野田線専用車第二弾の80000系営業開始
■E3系改造の荷物列車を秋から東北新幹線で運転 ■つくばエクスプレス 土浦延伸の事業計画素案を公表
■奥羽本線新庄〜院内間の再開 非電化に切り替え ■熊本市電5000形が車齢68年を目前に引退
アクティブ・メンテナンスの司令塔
日立ノースポール車両基地の先端技術 橋爪智之
山井美希の 鉄日和
BUS CORNER 鈴木文彦
SL保存場 Vol.57 笠戸島 山下大祐
廃橋梁か VS 廃トンネルか 梶本愛貴
終着駅から歩く旅 第16回 元町・中華街 中西あきこ
2025年2月 運輸界のできごと 小林拓矢
[動脈列島][時刻表大解剖] 蜂谷あす美
あの日、この一枚 肥沼勇
◆WIDE LENS ◆次号予告/編集後記
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