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○一般テーマ・連載 |
東海道新幹線40周年 1964.10.1→2004.10.1 = = = = = = = = = = = = = = RAILWAY TOPICS |
■羽越本線でC57形牽引の「SL出羽街道号」運転 | |
◆RAILWAY REVIEW 種村直樹 ◆少し前の昭和の回想 懐かしの鉄道風景 久保敏 ◆Overseas Railway Topics 秋山芳弘 | |
◆鉄道・軌道プロジェクトの事例研究 35 シリーズ◆世界の鉄道めぐり 36 ウズベキスタン (前) 秋山芳弘 Ilha Formosa 麗しき島―台湾 高速鉄路 建設のあゆみ(44) 齋藤雅男 |
●特集にあたって● 北海道の鉄道は、道都‐札幌を中心に各地へと広がっている。道内特急列車の運転系統も、札幌を起点としており、東京方に太く、離れるほどに枝分かれしてゆく本州の常識とは異なっている。空路の隆盛から北海道の玄関は千歳空港と当時の国鉄が認め、千歳空港駅を開業した時点で、その様子は鮮明となった。さらにJR北海道が発足し、足場を地元に据えるようになって、完全に確立されている。旭川方面を手始めに、函館・釧路・名寄と高速化工事が行なわれた結果、それらの都市への時間距離は劇的に変化したと言えよう。北海道の景色は雄大で、多くの人々を惹き付けてやまない。しかし、札幌以外の都市の規模は小さく、それぞれの距離が離れ、さらに都市以外の人口はきわめて少ないという条件は、もとより大量輸送機関であり中距離が守備範囲とされる現代の鉄道には過酷である。冬に象徴される厳しい自然も他の地域にはない悪条件としてのしかかる。「日本離れ」した大地を舞台とする鉄道は、その小規模な都市間輸送にこそ活路を見出さなければならない。 |
編集長:竹島紀元 |