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◆鉄道政策ニュースを読む = = = = = = = = = = = = = = |
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RAILWAY TOPICSM250系特急コンテナ電車 スーパーレールカーゴ試作車が完成 |
◆RAILWAY REVIEW ブルートレイン活性化基金構想 種村直樹 ◆RJ FLASH/RJ ESSENTIAL ◆鉄道技術コラム トンネルとノーベル賞と産業観光 吉川文夫 ◆少し前の昭和の回想 懐かしの鉄道風景 久保敏 ◆Overseas Railway Topics 秋山芳弘 |
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シリーズ◆世界の鉄道めぐり 16 泰緬鉄道の残影 秋山芳弘 = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = シリーズ★市電のある街並 4 京都 栗原隆司 ●シリーズ「大手私鉄の小さな径」は休載。「鉄道ジャーナル社の出版案内」は次号に掲載します。
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●特集にあたって● 「直通運転」は、乗換えの不便を解消する最良の策である。これを郊外の鉄道と新設した都心の地下鉄との間で初めて実施したのは1960年の京成電鉄と都営地下鉄1号線(浅草線)であり、その後、地下鉄網の拡大と歩調を合わせて大いに普及した。日本の鉄道文化の中で、誇れる施策の一つに数えられる。その多くは過酷なラッシュ輸送を緩和するため、既存ルートに対するバイパスや放水路的な役割を担って誕生した。いわば需要が先にあった。この一方で、最近は既存の運転系統にこだわらず、直通の新たなルートを作ることで、需要を開拓する取組みが多く見られるようになった。前者はおもに私鉄を中心とする例であったが、後者は貨物線などの眠れる資産を活用できるJR中心の例のように見受けられる。だが、乗り換えることなく目的地に到達できる利便の一方で、経路や行先の複雑さや、一つの方向に対する本数は必然的に限られるなど、新たな悩みも生じてくる。これらの不便をどのような方法で補うかが、直通運転の評価をより高めることにつながるだろう。 |
編集長:竹島紀元 |