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●一般テーマ・連載 列車追跡シリーズ-528 |
RAILWAY TOPICS 速報★JR貨物 EF510形が落成
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特別企画 牡丹江→図們→琿春→図們→大連 鉄道ルート1,492km 中国「東北地方」鉄道大周遊 PART・3 竹島紀元/目黒義浩 BUS CORNER 特別版★中国の現在バス事情 鈴木文彦 イギリスに高速気動車「ボイジャー」が登場 秋山芳弘 Overseas Railway Topics 秋山芳弘 ◆鉄道・軌道プロジェクトの事例研究 7 相模鉄道いずみ野線について 佐藤信之
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●特集にあたって● 首都圏の鉄道網は圧倒的な人口と経済活動を背景に、世界的にも例のない高密度の輸送を行なっている。今日の鉄道網は、山手線電車が走る環状ルートを境界に外へは放射状に、内にはくもの巣状に張りめぐらされ、JR線は多くが緩急分離の複々線になっているが、私鉄線は改良途上にあり、都心部の地下鉄網との相互直通運転も特徴であろう。通勤時間帯の電車の混雑は、その過酷さから「通勤地獄」と表現された時代もあったが、さまざまな施策が奏功して混雑のピークはかなり下がった。一方で、東京駅周辺に片寄っていた中枢機能は都庁移転を機に新宿へ分散し、全体としての人の流動は変化しつつある。また、通勤圏の外縁化、新幹線通勤の増加などに加え、定期利用客の伸び悩みなど、通勤輸送そのものの質的な変化も生じている。出改札の自動化や構内でのサービス事業などで、駅の姿も変わった。そうしたことが通勤輸送向けの電車の設計や運用にも影響をもたらしているようで、ラッシュだけが注目された首都圏の鉄道も大きな変化を余儀なくされるようである。 |
編集長:竹島紀元 |