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鉄道ジャーナル 2025年6月号 (通巻704)

特集:東京の電車2025

中央線グリーン車 構想13年 生まれ変わった中央線快速だが…
お待たせのグリーン車 鶴通孝(14〜27)

▽ 中央線快速電車へのグリーン車連結については遡ること13年半も前の2012年11月、JR東日本の「グループ経営構想」の一つとして掲げられたことに始まる。混雑緩和とサービス改善が主眼であったが、具体的には各駅2両分のホームを延ばすことには想定以上の困難が伴っていたようだ。2015年の発表では2020年度サービス開始の目標が二度延期され この3月ダイヤ改正でようやく実現の運びとなった。[写真:久保田敦]

山手線100年東京をめぐって100年
山手線はきょうも走る 土屋武之(28〜37)

▽ 山手線の歴史は古く、鉄道創業から間もない1885年、日本鉄道品川線品川〜赤羽間開業に始まる。当時重要な外貨獲得手段であった生糸を、群馬から横浜港へ運ぶために建設された短絡線であった。国有化、電化を経て1925年11月の神田〜上野間の開業で環状運転を行う通勤路線になった。それから100年。一周して令和の今を見て回った。[写真:塩塚陽介]

横須賀・総武快速線E217系終焉を迎えた
横須賀・総武快速線 E217系
 柴田東吾(44〜53)

▽ 横須賀・総武快速線では2020年からE235系1000代が投入され、E217系の置き換えが進められてきたが、2025年3月ダイヤ改正を前にE217系の運用を終了し、E235系に統一された。この機会にE217系の時代を振り返ることにする。

孤高の転換クロス車を称える京急2100形と快特齊藤大起

鉄道150年 こぼればなし 第7話
まさにアドベンチャー 青梅線青梅〜奥多摩武田元秀 [写真:久保田敦]

東京メトロの車両 2025柴田東吾


凋落のメインラインシリーズ 24
凋落のメインライン 石北本線

 岩成政和(68〜83)

▽ 2025年3月ダイヤ改正で石北本線は大きく変化した。旭川発着の特急2往復が特別快速になり車両も普通列車用のH100形に変更、これに合わせて普通列車の時刻や走行区間なども大幅に動いている。2006年まで札幌発着の定期特急が夜行を含む5往復あったこの路線の現状は間違いなく凋落かつ衰退なのであるが、思い切った大改革とみるべきか、衰退極まれりとみるべきなのか、改正直後の石北本線の状況を探りに訪れた。[写真:山井美希]


新幹線物流提言と国鉄改革レビュー
オールジャパンで国策として取り組む時 石井幸孝

近代化に突き進んだ 100年前の日本の鉄道岩成政和


写真構成 鉄道世界2025 写真:山下大祐

弘南鉄道大鰐線の運行休止発表をめぐって
地方都市の商業活動と鉄道経営佐藤信之

決算資料から垣間見えた
JR東日本の鉄道事業に対する経営姿勢櫛田泉

【Economic & Business Topics】
鉄道ジャーナル創刊当時の大手私鉄各社の経営状況 大坂直樹


木造駅舎の証言 第108回 採銅所駅(福岡県 日田彦山線) 塩野哲也

【プラハ発欧州鉄道通信 2025/06】
ヴェネツィアめぐり(イタリア) 橋爪智之

RAILWAY TOPICS

■京成が新京成を南海が泉北高速を吸収合併 京成松戸線・南海泉北線が営業開始
■北海道新幹線の札幌開業予定 2038年度まで延期 ■東海道新幹線 N700Sに個室・半個室の座席導入
■留萌本線 残る深川〜石狩沼田間の廃止を届出 ■ひたちなか湊線に観光用キハ100形「ほしいも列車」
■静岡県など大井川鐵道復旧へ8億円支援で合意 ■三岐鉄道が元JR東海211系の5000系を5月に導入


  山井美希の 鉄日和

SL保存場 Vol.58 雲雀丘花屋敷 山下大祐
終着駅から歩く旅 第17回 上野 広小路口 中西あきこ
テツの熱い論争 どっち派?スペーシアX vs ひのとり/紙のきっぷ vs 交通系ICカード 梶本愛貴
師匠はトップアングル 米山淳一
2025年3月 運輸界のできごと 小林拓矢
わたしの読書日記 [鉄道技術者白井昭][須田寬の鉄道ばなし] 蜂谷あす美
あの日、この一枚 肥沼勇
◆WIDE LENS 


さよなら、鉄道ジャーナル 鍋倉紀子

惜別 芦原伸


◆編集後記